わたしのあたま
絵を描くひと・松田幸子の日記です
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2012/05/24(Thu) 23:28  黒丸の物語 (後編)
私はたまげました。

ピカピカの店内にウンチが落ちている、、、なんでや?!

隣のフサさんにウンチ報告をした後
私たちはあわててそれらを拾いあつめました。
右手に持ったメモ紙ですくい取り、左手のメモ紙にのせるんです。
2個めのそれを拾うとき、私は気がついたんでした。

黒丸だと思いこまれておったウンチらは
本当は、やっぱりウンチじゃないかもしれないな、と。

なぜなら、ぜんっぜん臭わないからです。
ほなら、このウンチみたいなんは、ただの黒丸ということになるのです。
以前、誰かが 「子供のウンチは無臭みたいやー」 といっていたのだけど
もしそうなら、この黒丸は、子供のんなのかい?
そっか。 子供が、ズボンかスカートから黒丸を落っことしたのかー。
ほならほなら、パンツって、なんなのさっ。
黒丸を受け止めるパンツの役割ってば、なんなんや!
ヒモのパンツをはいてたんか、ノーパンツか、、、えっ、ノーパンツって?
わからねぇわからねぇ。
そうして3個めの黒丸を拾うとき、私はこう考えるようになっておったんでした。

これは粘土だ!

ウンチのように精巧に作られた、これは粘土なのです。

しかし、私がいくら真剣に称えても、フサさんに 「ウンチ」 といわれ
結局黒丸は、ウンチとして片付けられてしまったんでした。 





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お店でのこと | CM:0 | TB:0| edit
2012/05/17(Thu) 18:40  黒丸の物語 (前編)
お店でいろんなものを拾います。

アメの包み紙とかお菓子のかけらとか
きれいな傘とか中身の詰まったハンドバッグとか
ギフト包装されたなにかとか、まあそんな
だいたいはお客さんの持ち物ばっかり拾います。
はい、店内とてもきれいなので、落ちてるものもきれいです。

この間、そんなきれいな店内に なんだこれ? が落ちていました。
黒い丸、です。
その黒い丸は5個くらい落ちており、しかも
しかも客用トイレからメイン通路に向かって、点々と落ちておるのです。

トイレから落っこちた黒い丸・・・ウンチかな。

まさかまさかまさか! 
店内にウンチが落ちている・・・へへっ、なんでやねん。
そんなこと絶対にありえへんのです。
私はぐっと近づいて、間近で黒丸を確かめようかどうか考えました。
気になるけど~近くで見るの、ちょっとこわいな~。
それに、お客さんのほとんどは、黒丸がそこにあることに気づいておらんのです。
ですので、ひょっとしたら、それを踏んづける誰かがいるかも知れません。
みんな、黒丸のキワをさっさと歩いてゆくのです。
私はドキドキしながら、その様子をしばらく観察しました。

おばあちゃんのひも靴の足も、お母さんのスニーカーの足も
ベビーカーの車輪でさえ、みんな無事なのです。
ほほぅ、みんな意外とすり抜けるのだなぁ と感心した矢先
長身の男のひとの革靴の足に
奥からふたつめの黒丸が
ムニュリと踏んづけられたんでした。

一瞬の出来事がすごいスローモーションで見え、私は確信しました。
ああ、本物のウンチだ、と。



次回につづく




お店でのこと | CM:0 | TB:0| edit
2012/04/10(Tue) 22:15  なんかの続きの話
そして、夕方のことです。
先月、ウチの靴を買ってくださった方が、また来てくださいました。
その靴を履いて、来てくださいましたんでした。

ヒール高3.5センチメートルのそれは、ほどよく履きこまれていて
足の甲を覆う部分なんかは、とてもしなやかに馴染んでおり
革には傷なんていっこもなく、自然なつやもありました。
私はそのお客さんにお礼をいいました。
それからその靴を、ちょっとの間だけ預かって、つま先を切り取った中敷をセットしました。
ついでに、フロスでぴかぴかに磨いてやりました。

簡単なメンテナンスで、さらに履きよくなった靴を履いて
お客さんはいいました。
「来月、また来ます。 松田さんは商売上手だと思うわ」

私、褒められました~。 オホホ



お店でのこと | CM:0 | TB:0| edit
2012/03/06(Tue) 21:06  再会
ご縁があって数年前に知り合った、別の売場のSマネジャーと
店内でバッタリ、数年ぶりに会いました。
まーね、同じお店で働いているのだから、会うこともあるよねっ。

少し離れたところから目があい、その直後
すごい速さでこちらに突進してきたのにはたまげました。

Sマネジャーは、私の目の前でビタと止まると
「ここでなにをしているのですか」 というのです。
えっ、なんと野暮なことを訊ねるのか! 仕事に決まってるでしょー!
なんてことはいえません。 私は静かに
「はい。 1周して、また戻ってきました。 ウヘヘ」 と答えました。

そう、今のお店ってば、実は出戻りってやつなんですな。
よくあることですな! アハハッ

マネジャーは、さらにこういいました。
「松田さん、あの頃とは少し、雰囲気が変わりましたね」 と。
やっぱりね。 でしょー! 大人になったというか、まともになったんですよーぅ!
え、、、違うって? 違うのですか? ではまさか
まさか、老けたってことですか?!
「では松田さん、これからもよろしく」
そういい残し、マネジャーは目を細め、フフと笑って去ってゆきました。


Sマネジャー、そりゃないぜ!




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2012/03/02(Fri) 22:57  ハロー! グッバイ!
昨日は3月1日で、その前は2月29日です。
ああ早い。

2月29日、前のお店とお別れしました。
とてつもなく忙しいいち日だったなー。 えげつなーい、えげつなーい!
ストックルームが、まさに私ランド。
私担当の商品がぎっちり詰まったパッキン、16箱が山積み・・・。
ブランドが撤退なもんで、商品すべて返品なんでした。
うむ、よっく働きましたな! がんばったよ!
涙ナミダのお別れでしたし、思わぬひと達からも、プレゼントを大量にいただきましたし。
しかも、それだけではありません。
みんなから 「ありがとう」 をたくさん頂戴しました。
お礼をいうのはこっちのほうやし! と心の中でツッコミながら
私はみんなに、直角90度のお辞儀をなんべんもしました。

オープニングから約10ヶ月、いろいろありましたな。
接客販売に対する思考がこんなに変わるとは思ってもみなんだので
その自分の内面の変化に、自分で驚くばかりですわい。
お店のみんなと、サナエちゃんと、お客さんと商品のおかげですな。
泣かずにいれねっつーの。 ありがとう!ありがとう!

そんな風にしんみり帰宅した直後、、、
もうひとつの現実と向き合いまして、私はうなだれました。
お別れの翌日には、次のお店での勤務がひかえておったのです。
私、忘れておりました。 ガーン
お仕事で必要な書類や持ち物が雑然としておったのです。
なんだか面倒になった私は、とりあえず全部をバッグにつっこみました。
ええ、それでよいのですよ!

次のお店は、全てが完成されておるようなところです。
人間関係も然りですので、これがいっちばんの不安要素でもあるわけです。
で、も、
隣のブランド販売員ふたりが、とても優しかったのでホッとしました。
マネジャーやチーフ、リーダーもニコニコしておりました。
これも、前のお店のみんなのおかげかもしれませんな。
食堂のごはんもおいしいし、喫茶室の焼きたてパンとゼリーもおいしい!
内側でも、従業員同士の礼儀が正しいので、気持ちいいったらありゃしません。
たまたまエレベータのボタンを押してくれたひとへのお礼の言葉
相席するときの 「こちらの席、よろしいですか?」 のひと声
あるのとないのとでは、やっぱり違うもんなのだなー。
お客さんだけに、ではないところが、かっちょいいな。

早く新しいことを覚えて、早く自立しよう!

はい。 これからしばらくの間の、私の目標です。








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